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くらしょーの日記 2019年1月

1月の作成物発表会

1月の作成物発表会

①課題 




いろいろ作っていたので、毎日課題づくりはできなかったのが反省。

それでも御呼ばれして課題作ったりしていたので、なんだかんだ85本も作れていたことにびっくり。

 

ありがたいやぁ(*´ω`*)



② キッズウォール




こんなカワイイかっこいい壁を作りました!!

施工はワンデイ!!

後日マット搬入しました('◇')ゞ

こんなお仕事もしていますので、お問い合わせおまちしています(*´ω`*)





③ スラブ



静岡で一番大きいスラブを一人で5日間で作りました!!

壁の施工もできちゃいます(*´ω`*)

ご相談お待ちしています!!




結局宣伝ブログになってしまいましたが、今年のテーマは『作る』なので、作って作って作りまくる方向でよろしくお願いいたします。

くらしょ



 


静岡県最大のスラブを一人で作った話

タイトルが全てですが、でっかいスラブを一人で作りました。

ま、スタッフにちょっと手伝ってもらったんですが、木工事ができるのが自分だけなので、実質一人での工事ということで・・・。

ツイッターにアップしていたので、それを振り返りつつ。



1/21 月曜日



午前中は別件の仕事だったので、段取りと簡単な骨組みで終了。
用宗温泉行ってぷら静一泊。





1/22 火曜日



まずは一面完成。
骨組みも入ってるので登ろうと思えば登れる。
嫁から連絡がきて、娘がインフルらしい。
用宗温泉行ってぷら静2泊目






1/23 水曜日



全体像が見えてきて楽しいけど、思いのほか進まなくてもやもや。
嫁から連絡が入り、嫁もインフルらしい。
実家で看病してもらうとのことで、用宗温泉からのぷら静3泊目。





1/24 木曜日



全体像が見えてきてテンション上がる。
左上のふくらみは思い付きで作ったけど、ちょっと後悔した。
くそめんどいw
でも、面一よりかはやってよかったかな?と思う。
きっと登っても面白い。
嫁も娘もまだインフルなので、用宗温泉からのぷら静4泊目






1/25 金曜日



ほぼほぼ完成。
今回、冶具もいい加減、道具もメンテナンスいい加減で隙間が空いちゃってるので、パテ作業も少々。
その点が悔しい。
次に壁を作るときはきれいに作りたい。
倅もインフルらしい。
用宗温泉からのぷら静5泊目。





1/26 土曜日



最終日はぱっと見何も変わってないけど、パテとかやすりとか仕上げ。
塗装もやりたかったけど、家が心配なので今日で終了にして撤収。とはいっても夜までやってたけど。
マットも後日なので、まだまだ作業は続く。




まとめ

とにかく楽しかった。
毎日、朝8時か9時から作業しだして、昼めし食いそびれて夜の10時前後まで没頭してた。
壁作り楽しい!!
そうそう、プラネット袋井自分で作ってる時も思ったけど、「俺が思ってた『ボルダリングジムを作りたかった』の意味って、物理的な意味だったのかも!?」と思ったのを思い出した。
また作りたい。
誰か壁作らせてくれませんか!?!?w
別館の奥のほう、ムーンボード潰せば壁が作れるなぁ(・∀・)ニヤニヤ。
もちろん、課題も作りたいし企画も作りたいしホールドも作りたいし、作りたいものだらけなのでひとつづつ作っていこうかなと思います。

作る時間を作りたい。






終わり



初回登録料について考える

こんにちは、

くらしょーです。



 先日のブログでボルダリングジムの現状について書かせていただきましたが、ツイッターでコメントいただいた中に登録料の話がありまして、たしかに登録料って不思議だなーと。私が知ってる限りの初回登録料にまつわる話と私の考えなんぞをを少々書かせていただきます。





〇そもそも初回登録料とは?

 クライミングジムで、そのジムに最初に登りに行った際にかかる費用。この料金には初回講習料が含まれることが多い。ほとんどのジムで請求され、500円~2000円と幅が広い。



〇マニアック期、希少価値代

 2000年代初頭の私がクライミングを始めたころのお話です。そのころクライミングジムは全国に数十件しかない時代が長かったわけです。良くて地域に一店舗で選択肢なんてあるわけもなく、そこに行くか行かないかの2択だったわけです。また、クライミング自体がマイナーで多くの新規客が来るわけではなく、ほとんどがクライマーで時々山岳会の新人さんが来るか物好きが来るかぐらいだったイメージです。あんまり新規客に依存というかそういう問題ではなくて、そもそも儲かるものだとも思わずに経営してきたような雰囲気でしたね。そんな状況なので、まず料金設定自体ジムの裁量次第なんですよね。そのジムに行くかor登らないかの選択肢なわけで、自由に料金設定ができたのかな?と思います。また、ジムが少ないこともあり、クライミング自体他ではなかなか体験できないわけです。つまり希少性があったわけで、その希少性に納得して新規さんも初回登録料を払ってくれたのかな?といった感じですかね。当時は私はお客さんとかジムアルバイトからの視点なので、正確なことはわかりませんが・・・。



〇ブーム初期、流行りもの代。

 5~6年前の初期ブーム時の一番新規さんが来た頃です。この当時はすでに全国にジムがありましたが、今よりは半分以下で各地域に1店舗あるかないかぐらいでしょうか。都会ではすでにたくさんあったかと思いますし、一部地域ではジム過多状態がスタートした頃でも・・・orz
 たとえジム過多だろうが当時は新規のお客さんがわんさかご来店されていた時期なので、この時期はどこのジムも良かったんじゃないでしょうか?当時は、特にボルダリングが流行りものとしてもてはやされた頃だったので、『ボルダリングを体験する』ことに価値が非常に高かったように感じます。初回登録料=流行りもの代ですね。



〇現在、謎の料金。

 前回のブログでもかきましたが、クライミングはずいぶんとメジャーなスポーツになりました。今やジムも600件を超え、ほとんどの地域にジムが複数ある状況です。テレビをつければボルダリング・・・雑誌を開けばクライマー・・・つまり、もはや希少性もないし流行りものの域も超えてしまいました。つまり、今まで初回登録料を頂いていた理由が無くなりつつあるわけです。もちろん新規さんに初回講習をする時間と労力を考えれば分かるんですが、ではクライマーは?初回講習すごく短く終わりませんか?でも同じ料金?と、不思議に感じることもよくあります。
 『じゃあ止めてしまえばいいじゃない』という話ですが、それも前回のブログで書いた通り『クライミングジムの貴重な収入源』になってしまっています。仮に登録料を止めたとしても客数が増えなければ、ただでさえ苦しいのにもっと苦しい状況になるわけなので決断できません。ただ、1つ仮説がありまして・・・



〇仮説『お値段以上、ニ〇リ現象』初回登録料が安いほうがリピート率上がるかも!?

 リピートするかしないかは満足度が大きく関わってくると思うのですが、たとえ2回目以降が安かったとしても初回の満足度が低かったら2回目来ないのでは?と考えています。
 例えば、あるお客様”阿井上男さん”の満足度が金額換算で3000円分だったとします。Aというジムでは初回登録料が1000円で合計3300円でした。Bというジムでは初回登録料が500円で合計2800円でした。この阿井上男さんが2人居たとして同じように全く初めてでAというジムとBというジムに行った場合、2回目の料金がどうであれBのジムしかリピートしないのではないか?という仮説です。こればっかりは実験しないとわからないですが、他のジムの状況などを聞いたりするとそんなこともあるんじゃなかろうか?と思ってしまいます。だれか実験してください。もしくは御社ジムの初回登録料とリピート率教えてw



〇だれか初回登録料をやめる?

 実はフィットネスジム大手が参入してきたときに期待していたのが、「フィットネスジムは初回登録料どころか初回利用料もタダのビジネスモデルだから、初回登録料0円とか打ち出してくるんじゃなかろうか?」と、新たな風を吹かせてくれることを期待していたのですが、ふたを開けてみればしっかり初回登録料必要でした。考えてみれば大手で知名度があって広告宣伝にお金をかけれる会社であればあるほど初回登録料っておいしいじゃん!ということに気づき、「じゃあ先陣切って初回登録料をやめるのは、うちみたいな小さいところ!?orz」とまた悩みの種が増えるというねw
 いや、別にやめなくたっていいんですよ、止めなくたっていいんですけど、クライミングジムが続いていくためにはクライマーを増やさなくてはいけないわけで、クライマーを増やすためには≪①初回のお客様を増やす ②初回のお客様のリピート率を上げる≫のどちらかもしくは両方を抑えなきゃいけないわけで、それに寄与できるのであれば初回登録料のてこ入れは必要なのかもしれないなという考えだけは頭の片隅に置いとかなきゃいけないな。と考えています。



 以上!

 ちなみにプラネット2月からのキャンペーンは、その初回登録料とZOZO前沢社長のキャンペーンをヒントにしたものを合体させた企画を打ち出す予定。うまくいけ(願望)

 おやすみなさい。

クライミングジムは儲かって仕方がないと未だに思われている件。

こんばんは。

くらしょーでございます。


 先日、クライミング業界じゃない方と少しお話させてもらって、その方が「クライミングジムはもうかるでしょーw」みたいな認識だったので、やっぱり傍から見るとそう見えるのかな?と。それはそのほうが私も嬉しいですし業界全体も嬉しいですし、そしてホールドも買えるしスタッフにも給料沢山出せる。良いことばかりなのですが、実際はそう甘い世界ではないので悲しい。
 あんまりネガティブなこと書きたくないんですが、現実を直視して「なぜ今ボルダリングジムが儲からないのか?」「昔と何が違うのか?」を書き出すことによって、この先の展望が開ける・・・のか!?!?
 あと、ボルダリングジムを出店したいと考えている人にも、現実を知って考え直すチャンスをw


①ジムが増えた

 ジムが増えればその分お客さんも分散する。当たり前ですね。2000年代後半に約100件だったジムも、10年たった今では約600件と増えました。ジムの増えるスピードにクライマーが増えるスピードが追いついていない現状かと思います。
 お客さんが少なくなったジムとしては今までならクライミングをしなかったであろう客層にまで楽しんでもらえる工夫をする必要があり、その結果クライミングの敷居はずいぶんと低くなったように思います。これについて多様な意見があることは承知していますが、私としてはより多くの人がクライミングを楽しめる現状は素晴らしいと思っています。


②新規さんが減った

 一般的に知られていなかったボルダリングが少しずつ知られるようになってきたのが、ここ5~6年かと思います。その頃が丁度盛り上がっている最中でみんなが興味を持ちだした頃。しかしまだジムがまだ少なく、少ないボルダリングジムに一気に人が押し寄せました。プラネット1号店が丁度このタイミングでの出店でしたが、思いがけず新規さんが沢山きていただき面食らった記憶があります。「もし一日の来客数が5人だった場合は夜コンビニでバイトしよう」なんて憂慮は取り越し苦労だったなと、今ではいい思い出でございます。
 今ではボルダリングが一般的になってきてジムも増え、「ボルダリングやってみたい人たち貯金」は数年前に使い果たしてしまったイメージです。もし興味がわいてきたとしても、ボルダリングジムの数が多いので一軒当たりの新規さんの数は少なくなるのは当然でしょう。


③初回登録料で利益を出すビジネスモデル。

 ボルダリングジムではほとんどのジムで初回登録料が必要でして、ジムにより金額は違いますが大体500円~2000円の間です。ボルダリングジムはルールやマナーを守らないと危険なので、初回講習が必要ということもあり登録料を頂いています。そしてボルダリングジムはこの初回登録料頼りのビジネス形態でして、全体の来客数が変わらなくても初回のお客様が減ると売り上げが減ります。


④ボルダリングメジャーになりすぎ

 ボルダリングがメジャーになりすぎて希少性が無くなってしまったのではないかと。「メジャーになったからみんな登りたい!」よりも「メジャーになっちゃったから、もういいか。」のようなインディーズバンドのファンみたいな心理もあるのではないかと。何言ってるんだかわかんなくなってきましたが、例えば認知されて知識が増えてしまうと、「東京オリンピックを目指す!」なんて人は減ります。なんとなく無理だなと思っちゃいますもんね。ちなみに私が始めた2000年代前半は、クライマーはすべてプロを目指しているといっても過言ではなかったです。マイナーすぎて知識も無く、みんな夢を見れたんですよね。今の若いクライマーに「プロ目指してる?」と聞いてもほとんどみんな目指してないですし、目指していると答えるのは多分小中学生位なもんで。いや、中学生も怪しいぞ。
 つまり、ボルダリングで夢を見辛くなったということが言いたかったんです。伝われ。


⑤誰も困ってない

 意外とこれが大きい気がしているのですが、現状に不満がないんです。現状に満足しているので、新しいジムができても見向きもしないんですよね。以前は新しいジムができたらとりあえず行ってみるもんでしたが、今は増えすぎたのもあって行ってられないですし。よほど大きく贅沢なジムならみんな行くだろうけど、一般的なジムのできる範囲でそういった欲求をフォローするのはかなり厳しいです。頑張ってセットしても、今やどこも毎月セットしている環境で優位性を出せないし、いわゆる「ジムのセット疲れ」の悪循環に入ってしまうという。
 個人的な話で恐縮ですが、プラネットで『A』というサービスをしたら、ほかのジムのお客さんはホームジムに「ここでも『A』をやってくれ」なんて直談判してそのジムでも『A』が始まったなんて話を小耳にはさみ、細かいサービスで差異をつけるのは難しいと感じたこともあります。







以上!

暗くなる一方ですが、その中にも光はあるんですよね。たとえば、興味のある人はとりあえず一回登ってみた状況で新規が少ないのであれば、「興味はあってとりあえず一回登ってみた人」は大量にいるわけです。そこの層にコミットできれば、意外とブルーオーシャンじゃないのか?みたいな可能性はあるわけで、そのためのハードとソフトを整備するには・・・おっとここから有料だぜ!嘘です!また今度書きます!

おやすみなさい。

課題づくりのコツ

「課題づくりのコツってありますか?」

と聞かれて、

うーん、あるかなぁ・・・。

コツかどうかはわからないけど、セットの際には心がけていることってのがあるので、そんな話をしました。

備忘録的に、ここにも書いておきます。






① 誰かのために課題を作る。



みんながみんな楽しい課題っていうのはやっぱり難しいと思うので、誰を楽しませたいか?をピンポイントに決めてしまったほうがいい課題ができる気がする。

たとえば、常連の小学生の子にも可能性のある3級を作ろう。とか、あの人のカチ克服課題を作ろう。とか。

そんな課題だったら、少なくともその人は楽しんでもらえるだろうし、体格やグレードが似ていたらその人たちも楽しいだろうし。

「みんなを楽しませよう」でターゲットがボヤけさせず、誰かをイメージして目的を持った課題を作ろう!






② とりあえず作る。



作れば誰か登ってくれるし、誰かが登れば反省点も見えてくる。

距離感だったり保持感だったり、はたまた壊せてしまったり。

考えても答えなんて見えないので、トライ&エラーの積み重ねで上達していくしかないってことですね。

偉そうに書いている私だって、毎回毎回失敗反省だらけですorz

ジムスタッフの良いところはトライ&エラーをどんどん積める点にあり、課題づくりがうまくなりたいジムスタッフはもうひたすら作ったらいいと思います。

質も大事だけど、そのためにはまず量!






③ 登ってもらえる工夫。



楽しい課題にするコツはよくわからないけど、登ってもらいやすい課題にするコツってのはある気がします。

たとえば、辛いと登ってもらえない。核心が2級で前後も2級ならば、2級+2級+2級=1級みたいな計算ができるといいかな。

やってほしいムーブが3級相当で、どうしてもそのムーブを楽しんでほしいのであれば、前後は4級にしたほうが良いと思う。

また、初手核心は心折れがちなのでやめたほうがいいw

登ってもらえないと楽しんですらもらえないので、楽しい課題の前に登ってもらうための工夫は必要かなと思います。






④ どんな課題でも楽しい。



理不尽でも楽しいし、シンプルでも楽しい。素直でも難解でも、コーディネーションも保持課題も楽しい。

クライミングは本質的に面白いので、あえてつまらなくするほうが難しいのではと。

なので課題を作ることに躊躇している人に対しては、「安心して作ったらいいと思うよ。」なんて言ってます。

もちろん、クライマーそれぞれ好みはあるので、そこは難しいですけどね。




こんな感じですが、どうでしょう?

どんな物事でもそうですが、「ターゲットを定め」て「トライ&エラー」を繰り返す以上の方法は、やっぱり思いつきません。

私もまだまだですが、課題はクライミングジムの唯一の商品ですので、私と同じくジムスタッフの皆さん、ぜひぜひ頑張って楽しい課題作りましょう♪





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