袋井市・静岡市のボルダリング専門クライミングジム・ショップ『プラネットクライミングジム』

今回の静岡店のセットには、茶坊主こと清水広明氏に参加していただきました。

独立した時点で呼びたかったんですが、先にJAMさんでセットしてJAM焼津でもセットして、呼びづらくなっちゃったなー・・・と思ってたら、ドラミでもセットしてて、ここまでくると面白くなってきて呼んじゃいましたｗ

セットの話はさておき、私と茶坊主とB-sessionのお話を。。。。

今から10年以上前のお話なので、おっさんの昔話です。





まず、当時のクライミング・ボルダリング環境ですが、

クライミングジムは今の10分の1。岩場の数も10分の１。クライマーの数は30分の１？？？

ってな感じ。

兎に角、いろんなものが少なかったです。


そして、クライミング環境が充実していないからこそ、取り組んでいる人はガチの人ばかり。

なんせ、クライミングがやりたくてもクライミングジムを探すところからハードルがあって、最寄りのジムが100キロ離れていたりして、それでも通うような状況。

そりゃ、モチベーションで選別されちゃうよね。

そんな感じだったんで、どこのジムも虎の穴的雰囲気。

楽しい感じじゃなかったし、強くなることだけが目的だったような。


で、そこにいる人…特に若い自分たちの目標は「世界」だった。

目指して当たり前ぐらいみんなプロ志望だったし、世界を目指して登っていた。

とくにB-sessionに出ている人はみんなそんな感じだった。

今の人からは笑われるかもしれないけど、当時のトップクライマーが最高グレードで三段で、やっと四段が何本か登場した時代。

三段を登ってB-sessionで勝って日本代表になる！！っていうのが夢だった。

私も、茶坊主も、多分似たようなもんだと思う。



B-sessionというのはツアー戦で、各地のジムの草コンペでポイントを付けて年間チャンピオンを決めたり日本代表を決めたりしていました。

もちろん若かりし私もできる限り出場、時にはフェリーで北海道に行って参加してトンボ帰りなんてことも。。。

で、茶坊主も当時から参戦していてだいたいいつも居るんで、ちょうど同じぐらいの実力で同い年だったんで、よくしゃべったりしていました。


じつは茶坊主とは、ほとんどコンペでしか話したことがない。

一緒にご飯に行った記憶もなければ、普段のジムセッションもした記憶がない。

とはいえB-sessionは青春そのもので、同じ時代に同じ夢をもって切磋琢磨していたわけで、

なれ合いとか必要なくてもそれだけで分かり合えるというか通じ合えるところがある。

と、私は勝手に思っていますｗ



茶坊主の凄いところは、今でも現役だってこと。

仕事やスクールをこなしながらちゃんと自分のクライミングに取り組んで血気盛んな若手と渡り合ってるわけで、SNSとか見ながら「すげーなー」って思ってる。

自分は器用じゃないから、一つの事しかできないから、自分のクライミングには区切りをつけてジム経営しているけど。

みたいな話をしたら、

「上から目線になるかもしれないけど、くらしょーが器用じゃないからこそジム経営で奮闘しているのがわかって、SNSとか見ててすごい刺激をもらう。」

的なことを言ってくれて、なんだかうれしいなぁと。

つまりは、おっさん二人でお互いを讃えあうというなんだか気持ち悪い感じになったわけで、近くで聞いてたシバはどう思っただろうかｗ



同じ時代のクライマーが今の時代にもクライミング業界で奮闘しているのは、やっぱり刺激をもらうし嬉しいし、そんな話をできたのが今回の一番の個人的収穫だったかもしれない。

年も重ねれば良い事悪い事色々とあるもんだけれども、これからもっともっと頑張ろう！！と思ったのでした。



おまけ①

初日、夕食に誘ったら「あんま腹減ってない」と断られてしまったので、次の日「体重管理してる？」って聞いたら「すぐに重くなっちゃうもんで…」

いいなー！！それだよ！！それぞクライマーだなー！！懐かしいなぁ！！すっげーなー！！

強くなりたかったら、飲み会断ってチキンサラダ食べてストレッチしていた方が絶対にいいわけで、そういう選択をちゃんとし続けているってのが、尊敬です。

私はプロテインよりビールですorz

昔はストイックだったんだがｗ




おまけ②



休憩中にスラックラインで遊ぶ。

その日の晩、夢の中でスラックラインに乗っていたそうです。

お告げかな？

来年の今頃はスラックライダーになってるかもなぁｗ